スタイリッシュなSUVとして大人気のホンダ・ヴェゼル。街乗りはもちろんですが、実はシートアレンジの優秀さから「車中泊」にも適している車です。
私も愛車のヴェゼルでふらっと景色の良い場所へ出かけ、そのまま車中泊でヴェゼルで一夜を過ごしたことがあります。車中泊は、あの狭い空間で過ごすのが「秘密基地」のようで、非日常を味わうことができます。
しかし、初めて車中泊に挑戦しようとしたとき、最初にぶつかる壁があります。それは「寝床の確保」です。
ヴェゼルはシートを倒せばフラットになると評判の車です。とはいえ、そのまま寝ると背中が痛くなったり、翌朝体がバキバキになったりしてしまいます。
これをどうにか対策して快適に車内で過ごしたい・・・あなたも私と同じようにこのように考えてはいませんか。
そこでこの記事では、ヴェゼルで快適に車中泊をするために欠かせないマットの選び方と、私が実際に使ってみて「これは正解だった」と感じたおすすめのマットについて詳しくご紹介します。
- ヴェゼルの荷室サイズに合ったマットの選び方
- 車中泊で気になる「段差」の解消方法
- コスパと寝心地を両立した「クイックキャンプ」マットの魅力
- 朝まで熟睡するためのプラスアルファの工夫
ヴェゼルが車中泊に向いている理由はシートアレンジの多彩さ

なぜヴェゼルがこれほどまでに車中泊ユーザーに選ばれているのか、その理由について紹介します。
最大の理由は、ホンダ独自の「センタータンクレイアウト」によるシートアレンジの多彩さです。後部座席を前に倒す「ダイブダウン機構」を使えば、驚くほどフラットで広大なスペースが出現します。
大人が足を伸ばせる広さ
後部座席を倒した時の奥行きは、前席を少し前にスライドさせることで約170cm〜180cmほどのスペースを確保できます。
平均的な身長の方であれば、斜めに寝るなどの工夫をしなくても、真っ直ぐ足を伸ばして寝ることが可能です。SUVでありながら、天井の高さも適度にあるため、寝起きした時の圧迫感が少ないのも嬉しいポイントです。
フルフラットに近い荷室
多くのSUVは、後部座席を倒しても大きな段差ができたり、急な傾斜が残ったりすることがあります。しかしヴェゼルは、かなり水平に近い状態までシートが沈み込みます。
ただ、あくまで「水平に近い」だけであり、完全なベッドのような平面ではありません。 ここが車中泊を快適に行うための重要な攻略ポイントになります。
ヴェゼルでの車中泊にマットが必要な理由は快適性

「シートが平らなら、寝袋だけでも寝られるのでは?」と思う方もいるかもしれません。私も最初はそう思っていましたが、実際にやってみると寝られませんでした。
車中泊においてマットが必要不可欠な理由は、主に2つあります。
微妙な凹凸と硬さが体を痛める
ヴェゼルの荷室は樹脂パーツやカーペット素材でできています。クッション性がないため、少しの時間でも横になっていると、床の硬さが直接体に伝わってきます。
また、シートの継ぎ目や金具部分など、わずかな凹凸が背中や腰に当たり続けます。これが1時間くらいでも続くと、翌朝には腰痛の原因になってしまいます。
下からの冷気を遮断する
車中泊の最大の敵は「底冷え」です。特に春先や秋口、冬場は、車の床下から冷気が伝わってきます。
どんなに暖かい寝袋を使っていても、背中側からの冷気を防がないと寒く感じます。しっかりとした厚みのマットを敷くことは、クッション性を確保するだけでなく、断熱材としての役割も果たしてくれるのです。
ヴェゼルで車中泊のためのマットの選び方

それでは、具体的にどのようなマットを選べばよいのでしょうか。ヴェゼルの特徴に合わせた選び方のポイントを見ていきましょう。
サイズ選びは慎重に
最も重要なのはサイズです。大きすぎるとタイヤハウス(タイヤの出っ張り部分)に干渉して敷けませんし、小さすぎると寝返りを打った時に落ちてしまいます。
ヴェゼルの荷室幅(一番狭いタイヤハウス間)は約100cmです。
1人で寝る場合
幅60cm〜70cm程度のシングルサイズを選ぶと、横に荷物を置くスペースも確保できて快適です。
2人で寝る場合
シングルサイズを2枚並べるのが一般的ですが、タイヤハウスの間が少しタイトになります。柔らかい素材のマットであれば、端が少しめくれ上がっても敷き詰められるので、柔軟性のあるマットを選ぶのがコツです。
厚みは8cmが「最適解」
マットの厚みは、寝心地に直結します。薄すぎると床の硬さを感じ、厚すぎると車内の天井が低く感じてしまいます。
私がいろいろと検討した結果、たどり着いた答えは「厚さ8cm」です。
5cmだと底付き感があり、10cmだと収納サイズが大きくなりすぎる。そんないろいろな人のレビューを見ました。8cmであれば、ヴェゼルのシートの凹凸を完全に吸収しつつ、準備や片付けもしやすい絶妙なバランスになります。
設営が楽なインフレーターマット一択
車中泊用のマットには「エアマット」「ウレタンマット」などがありますが、私が最もおすすめなのは「インフレーターマット」です。
バルブを開けるだけで自動的に空気が入り膨らむタイプで、設置の手間がかかりません。準備に時間がかかって、寝る前に疲れてしまうことを防げます。
車中泊でのイチオシ!「クイックキャンプ」のインフレーターマット
数あるマットの中で、ヴェゼルでの車中泊に最も適していると思い私が購入したのが、アウトドアブランド「QUICKCAMP(クイックキャンプ)」の車中泊マット(8cm厚)です。(ここまでの画像で使っている商品です)
理由は以下の三つです。
理由1:ヴェゼルの内装に合うおしゃれなデザイン
車中泊マットというと、機能重視で地味なものや、逆に派手すぎる色味のものが多いのですが、クイックキャンプのマットは違います。
サンド(ベージュ系)、グレー、ブラックなど、アースカラーを中心とした展開で、ヴェゼルの都会的で洗練された内装に非常にマッチします。車内の雰囲気を壊さずに「自分の部屋」のような空間を作れるのは嬉しいポイントです。
理由2:肌触りの良く滑り止めがついた生地
表面の生地が安っぽい記事ではなく、しっかりとした生地です。シーツを敷かなくても肌触りが良く、寝袋や体が滑りにくいです。また、裏地は滑り止めの素材となっていて、寝返りなどによるマットのズレが防止されます。ヴェゼルは少し傾斜がつくことがあるので、滑り止めの効果は快適さへの大きな助けになります。
理由3:バルブで準備・撤収があっという間
クイックキャンプのマットには、大きめのバルブが2つ付いています(シングルサイズの場合)。
バルブを開けると「シューッ」と勢いよく空気が入り、数分放置するだけでふかふかのベッドが完成します。片付ける時も空気が抜けやすく、力のない方でも簡単に丸めて収納袋に入れることができます。
この「8cm厚」と「使い勝手の良さ」のバランスが、ヴェゼルでの車中泊にはベストマッチだと感じています。
クイックキャンプのマットは、198センチと、荷室を倒したヴェゼルよりも長いです。そのため、フロントかリアのどちらかはマットの一部分を折り曲げる必要があります。
私は、この部分を枕のように使ってますので、特に気になりませんが、ジャストサイズを探している方にとっては気になるかもしれません。
ヴェゼルでの車中泊をさらに快適に過ごすための工夫

マットを手に入れたら、あと少しの工夫でヴェゼルを使った快適な車中泊の寝心地が完成します。
傾斜をタオルで調整する
ヴェゼルの後部座席を倒した際、わずかですが前側(頭側)が高くなるような傾斜がついたり、座席のつなぎ目が少し沈んだりすることがあります。
このわずかな段差や傾斜が気になるときは、マットの下にバスタオルやクッションを挟んで高さを調整しましょう。マット自体に厚みがあるので、多少大雑把にタオルを挟んでも、背中に違和感を感じることなくフラットな寝心地を作れます。
プライバシーシェードは必須
マットと同じくらい重要なのが、窓を覆うシェード(目隠し)です。
外からの視線を遮るだけでなく、街灯の眩しさを防いだり、窓からの冷気を防いだりする効果があります。ヴェゼルの窓ガラス形状に合ったシェードを用意することで、個室感が一気に高まり、安心して眠りにつくことができます。
まとめ
- ヴェゼルはフルフラットに近い状態になるが、マットなしでは体が痛くなる
- サイズ選びと厚みが重要で、「厚さ8cm」が最もバランスが良い
- デザインと機能性を兼ね備えた「クイックキャンプ」のマットが特におすすめ
- マットの表面素材にもこだわると、より快眠できる
ヴェゼルでの車中泊は、適切なマットを選ぶことで驚くほど快適になります。ただシートを倒して寝るだけではなく、自分の寝室を作るつもりでアイテムを選んでみてください。
お気に入りのマットをヴェゼルに積み込めば、思い立ったその日が旅の始まりです。ホテルや旅館の予約を気にせず、自由気ままな旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。
本記事が皆様の参考になれば幸いです。


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